有機溶剤作業主任者講習は2日間です
工場の中では色々な薬品を使っていることが多いかと思われますが、薬品類は厳重な管理を行う目的で先任者を配属することが求められます。
薬品の中には常温では液体だけれど、揮発性が高いため蒸気となり空気中に漂う、作業者が呼吸をすることでその蒸気成分を体内に吸収してしまう有機溶剤は健康被害を与えやすいものでもあり、有資格者の管理運営が求められるものです。
例えば、シンナーなどは有機溶剤の代表例でもあり、シンナーそのものを製造している工場はもちろんのこと、シンナーを使ってモノづくりが行われる工場においても資格を持つスタッフが常駐していることが重要です。
技術技能講習センターは、登録教習機関の一つで有機溶剤作業主任者と呼ぶ講習を開催しています。
講習の会場は東京の練馬区、横浜市や千葉市などで行われており毎月、日程が変更になりますので参加される人は技術技能講習センターのホームページを確認されることをおすすめします。
この技能講習は2日間かけて行われるのが特徴で、講習終了後には修了証が発行されることになります。
会社側はこの講習に参加した人材の中から作業主任者を選任、その者に対して作業に従事する労働者の指揮および監督などを命じる必要があります。
これは法律で定めが行われているものでもあり、主任者=一つの資格を持つものとし薬剤を管理する部屋の入口などには主任者が誰になっているのかを明確に提示することも重要といわれています。